高校1年生を対象としたグローバル講演が行われました
2021年11月4日
11月2日(火)本校講堂において、高校1年生を対象としたグローバル講演が行われました。環境活動家の谷口たかひさ氏をお招きし、「気候変動と自由と権利」をテーマに講演して頂きました。谷口さんは、「事実を伝えることを重視されており、実際の映像を多用しながら気候変動を原因として起きた災害や諸問題」を紹介されました。また、日本とヨーロッパの教育の違いから、義務と権利に基づく自己肯定感やそれに基づく行動の違いなどについても、分かりやすくお話し頂きました。「気候変動で最初に失うものは『自然』ではなく『平和』、気候変動に『無関心』でいられる人はいても『無関係』でいられる人はいない、自分の口癖を『私は私』にすることで他人軸でなく自分軸で生きる、『自分にできることはすべてやった』胸を張ってそう言える自分であるために」など、谷口さんの一つ一つの言葉が生徒の胸に響いたと思います。「気候変動は世界規模の大きな問題なので私たちが何かしても変わらないと思っていたが、自分たちの選択や行動で変えられると実感できた」と、生徒たちにとって気候変動をより身近に、真剣に考えるきっかけになった時間となりました。「まだみんなが知らないこと=みんなが知れば必ず変わるという希望がある」、「私たちは気候変動の影響を一番最初に受ける世代であり、気候変動を止められる一番最後の世代である」という言葉を忘れず、高校1年生全員が自ら一歩を踏み出してほしいと思います。