「G20財務大臣・中央銀行総裁会議」で本校生が提言書を提出
令和元年6月8日(土)に福岡市で行われたG20財務大臣・中央銀行総裁会議に、高校3年SGコースの外山花音さんが代表生徒として参加しました。外山さんは、高校生によって作成された提言書を日銀総裁に手渡しする係としても活躍しました。
高校生による提言は、国際的な人材の育成を目的に政府が企画したものです。今回の提言のテーマは「誰もが取り残されない社会の実現」というもので、開発途上国で生産した水素エネルギーを先進国で消費する循環型経済の実現や、貧困者向け医療制度の充実などを訴えました。福岡市内の高校9校の代表が集まって作り上げた提言書は、しっかりと受け取っていただけました。
~外山花音さんのコメント~
私はこのたび福岡で開催されたG20福岡財務大臣・中央銀行総裁会議で日銀の黒田総裁に提言書を手渡す係をさせていただきました。これは、歓迎レセプションの中の高校生交流事業という部門において催されたものです。4月から集まり生徒主体の勉強会を重ね、高校生たちだけの手によって提言書を作成することが出来ました。私たちは高校生ながら、「経済」についての提言書を作成しなければならず、世界経済をさらに発展させるために、私たちならではの考えを世界の財務大臣の方々にどのように提言すればよいのかということを真剣に考えました。最初は1人1人の意見は様々で方向性もバラバラだったので、まとまるのかなと不安に思ったときもありました。しかし、勉強会を重ね議論していくうちに「水素エネルギー」を活用した循環型社会を作るというテーマになり、最終的にはとても良い仕上がりになりました。そして無事に本番で黒田総裁に直に私たちの手によって作られた提言書を渡すことができました。これは、私にとって一生忘れることのない最高の思い出になり、とても良い経験になりました。こんな機会は滅多にないと思います。これからさらに学生たちが刺激的な経験ができるイベントが増えることを祈っています。