中村学園女子中学校・中村学園女子高等学校

高校2年2～11組は、A団は10月13日より、B団は10月14日より、4泊5日で関東方面（鎌倉～箱根～東京～ディズニーシー～横浜）への修学旅行を行いました。

台風19号の影響でA団は新幹線での移動となりましたが、長時間の移動をかえって新鮮に感じ、楽しんだ生徒が多かったようでした。
B団の1日目、最初の訪問地は鎌倉でした。授業で学んで知っている鶴岡八幡宮や高徳院の阿弥陀如来座像（鎌倉大仏）ですが、実際にその場に立つと改めて歴史の息づかいを感じました。

2日目はまず箱根園水族館の見学を行いました。本校生のために、特別に水中ショーを開催していただきました。
箱根関所跡の見学の後、午後は東京へ移動し、国会議事堂と皇居を見学しました。国会議事堂では実際に衆議院議場の公聴席に座り説明を聞きました。来年には選挙権を持つことになる生徒たちにとって、政治が少し身近に感じられる貴重な機会となりました。
夕刻には九割方建設が完了している新国立競技場に立ち寄りました。いよいよ来年に迫った東京2020オリンピック・パラリンピックを実感することができました。

3日目の午前中はTGG(Tokyo Global Gateway)で研修を行いました。8名1組のグループで英語を使ったアクティビティに取り組みました。各セッションでは、レストランやカフェでの注文や、病院の受診といった実践的な場面で使う表現を学び、さらにダンスや演劇、効果音やコマ撮り動画の作成、ニュース番組の制作、マーケティングの基礎の学習など、バラエティーに富んだ内容に、英語を使いながら楽しく取り組みました。1年次のグローバルキャンパスでの経験が生きた研修となりました。
午後は班別に都内研修に出かけました。事前に各班で行動計画を立てていましたが、道に迷ったり、時間配分がうまくいかなかったりした班もあったようです。班員全員で協力することの大切さを実感した午後となりました。
夕食は、ホテルの専門スタッフによるテーブルマナー講習を兼ねて、フランス料理のコースをいただきました。知っているようで知らないマナーを確認しながら、一つ一つのマナーには理由があることも学びました。食は人生を豊かにする大切な文化の一つであることを再認識した2時間でした。

4日目はディズニーシーで一日中思い切り楽しみました。生徒たちの感想では、豊富なアトラクションはもちろんのこと、スタッフの方達の笑顔を絶やさぬ接客や快適な環境作りなど、夢の空間を演出する様々な工夫にも感動を覚えたという声が多く聞かれました。

最終日。まずは浅草寺へ向かい、参拝したり仲見世通りを散策したりと、思い思いに下町の情緒を楽しみました。
その後、横浜中華街へ移動して班別での散策を行いました。それぞれに名物の中華まんや焼売など、美味しい食べ物に舌鼓を打っていました。
夕刻、羽田空港から福岡へ。思い出とお土産をいっぱい抱えての帰着となりました。

多少の予定変更はありましたが、AB両団ともに大きな事故や病気もなく5日間の行程を終えて帰福することができました。今回の研修を通して、主体的に行動することや声を掛け合い助け合うことの大切さを改めて実感し、かけがえのない思い出を作ることができました。