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高大連携を生かしたユニーク講座「遺伝子組換え実験」を高校生が体験!

2024年8月20日

ユニーク講座の一環として、7月25、26日に中村学園女子高校の生物担当の武宮先生が遺伝子組換え実験などを含むバイオテクノロジーの授業を行い、7月29、30日には中村学園大学栄養科学部実験室にて実験を行いました。高校と大学の両方での学びを共有でき、高校での通常の授業では経験できない学びが実現しました。

今回、生徒たちが行った実験内容は「遺伝子組換え」。オワンクラゲがもつ光るGFP(緑色蛍光タンパク質※)遺伝子を、大腸菌のプラスミドと呼ばれるDNA分子に連結し、大腸菌のなかでGFP遺伝子を発現させます。
この実験では、大腸菌の中で遺伝子からタンパク質が合成される流れを実際に学び体験することができました。
また、29日には、大学にて中村学園大栄養科学部栄養科学科 末武 勲教授のエピジェネティクスの講義も聴講するなど、日頃高校での授業だけでは触れる機会がない大学での学びも講座に盛り込んで、生物学をより深く学ぶ貴重な経験ができました。生徒たちはGFP遺伝子をもつ大腸菌を培地に広げ、プレート内で培養させ、翌日プレートに紫外線を当てると、大腸菌が合成したGFPが緑色に発光するのが観察でき、実験が予想通り成功したことを確認して喜んでいました。

高大連携のメリットを生かして、今後も生徒の興味・関心を引き出すテーマをともに深く学べる教育の場を提供していきます。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

※GFP・・・ (Green Fluorescent Protein)緑色に光るタンパク質。下村脩博士はこの光るタンパク質の発見と応用で、マーティン・チャルフィー博士、ロジャー・チェン博とともにノーベル化学賞を受賞しています。