中村学園女子中学校・中村学園女子高等学校

週末をステイファミリーと過ごし、修学旅行５日目はクアロア地区で研修を行いました。
午前中はクアロアビーチの清掃活動と集めたものを使ったアート作品制作でした。
一見きれいに見えるハワイのビーチには、海流の影響でさまざまなゴミが漂着します。拾い集めたゴミを分別してみると、マイクロプラスチックという細かく粉砕されたプラスチックや、釣りに使うテグスやロープ、網の切れ端などがありました。
生徒たちが清掃活動を始めると、周りの観光客も同じようにゴミを集め始めました。このような活動をハワイでは「マラマ　アイナ」といい、土地や島を大切にする、という意味だそうで、とても良いこととされているそうです。
集めたもので作ったアート作品はどれも個性的でした。

午後は農園に移動し見学をしました。ハワイの固有種を守るため、動物園などから保護された動物や植物がありました。農園にあるタロ芋畑では、ハワイの神話を聞いたり、必要な分だけ生産することの大切さを学びました。

観光客が観光地の清掃活動やその土地で生産されたものを現地の人と一緒に食したりする活動は、観光地を消費するだけではなく、豊かにする活動として最近注目されています。生徒たちはほんの少しではありますが、実際に体験して学ぶことができました。